自分の人生観を大きく変えた出来事…パート2
2010.9.1.
「自分の夢は、成人式で着物を着て出席すること」
大学2年生の夏、約40日間、北海道厚岸郡の牧場(乳牛)でアルバイトをさせて
頂いたことがあった。
約10軒の農家に各1~2名が配属され、おもな仕事は乳牛の乳搾り、牛舎の清掃、
牧場の草刈、そして、サイロ内の草踏み作業(醗酵させて堆肥を作るため)等でした。
第一印象は…
怖そうな親父。きっと向こうは、「なんでひょろひょろの奴が来たんだ」と
思われたことと思う。
アルバイトの目的はと聴かれて…
「牛乳風呂に入りたくて」と答えると、親父さんの顔色が変わって
怒鳴られてしまった。考えてみえれば、「大切な商品」である。
初仕事、初日の感想は…
牛のふんをスコップで…重い、臭い。これが40日間も毎日続くのかと思った。
一日の作業が終わり、夕食前に風呂に入って来いと言われ…
小屋にある風呂に…電気もなし、おまけに入ったらヌルヌル、しかも悪臭の湯。
お腹ペコペコで大広間に行くと…トマト、きゅうり、なす。ご飯に味噌汁。
何と、ご飯の上に「ハイ」がいっぱいたかっているでわないか(笑)
その光景をみただけでお腹いっぱい。
親父さん…明日からは今日の3倍働いてもらわなくてはいけないので、しっかり
ご飯をたべなさい。
皆に驚かれましたが、味噌汁の中にご飯を入れて…
何と、寝る前にも、仕事が待ってました。
サイロ内に入っている草を踏む仕事でした。これがまた蒸し風呂状態。
実は、ここで「自分の人生観を大きく変える出来事が…」
自分より2歳年下のお嬢さんと毎日一緒の草踏み作業。
ある日、お互いの夢について語りあったとき…
お嬢さんが、自分たちの乳搾りの仕事は一日も休むことが出来ない。
今まで一度も泊まりの家族旅行をしたことがない。
でも自分はこの仕事に誇りをもっているし、両親が大好き。
自分の夢は「成人式に着物を着て出席すること」
両親が買ってくれると約束してくれてるとのこと。
わたしはこの言葉を聴いたとき、「自分はなんと幸せな生活をしているんだろう。
今まで、何一つ苦労したわけでもない。」と強い衝撃をうけ、涙がとまりませんでした。
東京に帰り、9月より親が送ってきてくれる生活費に一円も手をつけずに生活してみようと
決意したのでした。
実は優しい親父さんでした。
私の夢「牛乳風呂」を実現して下さいました。
帰る三日前に、子牛が生まれ…後で聞かされたのですが、出産後の牛の乳は数日間は
出荷できないとのこと。
笑い話ですが、親父さんが「この牛乳を好きなだけ入れていいぞ」言われたので…
バケツ3杯入れたら…ギランギラン。出産直後は、どうやら脂肪分が多くて出荷
できないとか。
優しいお母さんが、帰る前夜、新しい湯にして下さり、「もう一度牛乳風呂に入りなさい」と。
今度は、しっかり牛乳の量を調整し…「最高の牛乳風呂でした」
帰る日に、忘れられないプレゼントが…
それは、「牛乳で作ったアイスクリーム」…本当に美味しかった。
25年ぶりの感動的な再会
1995.8.16.家族旅行で北海道に出かけたとき、25年ぶりに皆さんと再会してきました。
予告もせずに、本当に突然の訪問で皆さんびっくり(笑)
(残念ながら、お嬢さんは嫁がれて…。いつもあたたかく声をかけて下さったおばあちゃんも
他界され…。でも、嬉しいことにご長男さんに素敵なお嫁さんが…お子さんも二人)
25年ぶりの再会でしたが、皆さんよく覚えていて下さり、感動しました。
絞りたての牛乳美味しかったです。
牛舎も新しくなり、設備も近代化されておりました。
当時、故郷に帰って、新潟のお米を食べたら、なんと味気のないこと。
きっと、固めのご飯を何回もかんで食べてたからだと思うのですが…不思議でした。
牛の後ろで、適当にさぼってふん処理をしてたら、後ろ足で思い切ってスコップごと
蹴られたことがあった。
前足の前なら大丈夫だと思っていたら、なんと牛の足が前に伸び…
それ以来、仕事はどんなときでも真面目に取り組むことに(大笑)
私の夢「牛乳風呂に入ること」を叶えて下さったご両親さまです。
きっと、我が子の夢「成人式に着物を着て出席すること」を叶えて下さったことと
思います。
「自分の夢は、成人式で着物を着て出席すること」
大学2年生の夏、約40日間、北海道厚岸郡の牧場(乳牛)でアルバイトをさせて
頂いたことがあった。
約10軒の農家に各1~2名が配属され、おもな仕事は乳牛の乳搾り、牛舎の清掃、
牧場の草刈、そして、サイロ内の草踏み作業(醗酵させて堆肥を作るため)等でした。
第一印象は…
怖そうな親父。きっと向こうは、「なんでひょろひょろの奴が来たんだ」と
思われたことと思う。
アルバイトの目的はと聴かれて…
「牛乳風呂に入りたくて」と答えると、親父さんの顔色が変わって
怒鳴られてしまった。考えてみえれば、「大切な商品」である。
初仕事、初日の感想は…
牛のふんをスコップで…重い、臭い。これが40日間も毎日続くのかと思った。
一日の作業が終わり、夕食前に風呂に入って来いと言われ…
小屋にある風呂に…電気もなし、おまけに入ったらヌルヌル、しかも悪臭の湯。
お腹ペコペコで大広間に行くと…トマト、きゅうり、なす。ご飯に味噌汁。
何と、ご飯の上に「ハイ」がいっぱいたかっているでわないか(笑)
その光景をみただけでお腹いっぱい。
親父さん…明日からは今日の3倍働いてもらわなくてはいけないので、しっかり
ご飯をたべなさい。
皆に驚かれましたが、味噌汁の中にご飯を入れて…
何と、寝る前にも、仕事が待ってました。
サイロ内に入っている草を踏む仕事でした。これがまた蒸し風呂状態。
実は、ここで「自分の人生観を大きく変える出来事が…」
自分より2歳年下のお嬢さんと毎日一緒の草踏み作業。
ある日、お互いの夢について語りあったとき…
お嬢さんが、自分たちの乳搾りの仕事は一日も休むことが出来ない。
今まで一度も泊まりの家族旅行をしたことがない。
でも自分はこの仕事に誇りをもっているし、両親が大好き。
自分の夢は「成人式に着物を着て出席すること」
両親が買ってくれると約束してくれてるとのこと。
わたしはこの言葉を聴いたとき、「自分はなんと幸せな生活をしているんだろう。
今まで、何一つ苦労したわけでもない。」と強い衝撃をうけ、涙がとまりませんでした。
東京に帰り、9月より親が送ってきてくれる生活費に一円も手をつけずに生活してみようと
決意したのでした。
実は優しい親父さんでした。
私の夢「牛乳風呂」を実現して下さいました。
帰る三日前に、子牛が生まれ…後で聞かされたのですが、出産後の牛の乳は数日間は
出荷できないとのこと。
笑い話ですが、親父さんが「この牛乳を好きなだけ入れていいぞ」言われたので…
バケツ3杯入れたら…ギランギラン。出産直後は、どうやら脂肪分が多くて出荷
できないとか。
優しいお母さんが、帰る前夜、新しい湯にして下さり、「もう一度牛乳風呂に入りなさい」と。
今度は、しっかり牛乳の量を調整し…「最高の牛乳風呂でした」
帰る日に、忘れられないプレゼントが…
それは、「牛乳で作ったアイスクリーム」…本当に美味しかった。
25年ぶりの感動的な再会
1995.8.16.家族旅行で北海道に出かけたとき、25年ぶりに皆さんと再会してきました。
予告もせずに、本当に突然の訪問で皆さんびっくり(笑)
(残念ながら、お嬢さんは嫁がれて…。いつもあたたかく声をかけて下さったおばあちゃんも
他界され…。でも、嬉しいことにご長男さんに素敵なお嫁さんが…お子さんも二人)
25年ぶりの再会でしたが、皆さんよく覚えていて下さり、感動しました。
絞りたての牛乳美味しかったです。
牛舎も新しくなり、設備も近代化されておりました。
当時、故郷に帰って、新潟のお米を食べたら、なんと味気のないこと。
きっと、固めのご飯を何回もかんで食べてたからだと思うのですが…不思議でした。
牛の後ろで、適当にさぼってふん処理をしてたら、後ろ足で思い切ってスコップごと
蹴られたことがあった。
前足の前なら大丈夫だと思っていたら、なんと牛の足が前に伸び…
それ以来、仕事はどんなときでも真面目に取り組むことに(大笑)
私の夢「牛乳風呂に入ること」を叶えて下さったご両親さまです。
きっと、我が子の夢「成人式に着物を着て出席すること」を叶えて下さったことと
思います。
2010-09-01 15:53
nice!(0)
コメント(0)
トラックバック(0)
コメント 0